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2022.07.15

全国各地の酒蔵を巡る日本酒ソムリエに聞く!おつまみと相性抜群の夏のお酒5選

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全国各地の酒蔵を巡る日本酒ソムリエに聞く!おつまみと相性抜群の夏のお酒5選

「暑い!疲れた〜!週末は美味しいお酒を飲んでダラダラするぞ…!」と考えているあなたへ。今日も一日、お疲れ様です。松坂屋名古屋店には、あなたの好みにぴったりのお酒を教えてくれる和洋酒売場があることをご存知ですか? 
 
今回ご紹介するこだわりスタは、本館地下2階の和洋酒売場〈D&M CAVE NAGOYA〉で日本酒のプロフェッショナルとして働くスタッフ野宮さん。お酒に関わる仕事を始めて30年という、誰もが認めるお酒マスターです。 
 
この記事では、そんな野宮さんの仕事への「こだわり」のルーツと、日本酒のプロフェッショナルがおすすめする“日本酒とおつまみの黄金の組み合わせ5選”をご紹介します。 
 
「今週末は、このお酒にこのおつまみを合わせてみようかな〜」なんて、一週間の美味しいご褒美に思いを馳せながらご覧ください。

 

 

お客様との会話を充実させるための、飽くなき探究心を

 

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野宮さんは社会人として働き始めて以来、お酒に携わって約30年という誰もが認めるお酒マスター。これまでは販売の仕事だけでなく、一流ホテルの日本料理レストランでサーブを担当したり、さまざまな角度からお酒を学んでこられたこだわりスタです。 
 
そんな野宮さんの趣味は、お酒に合わせていろんな料理を作り、そのおつまみと一緒に日本酒を飲むことだそう。 
 
「いち飲み手としていろんなおつまみを試してきたことから、このお酒にはこんなおつまみが合いそうだ。という自分なりのセオリーがあります。お客様にお酒をご案内するときは飲み手目線でお話しすることを心がけていますね」 
 
より良い接客のために、お酒を知る努力を怠らない野宮さん。これまで取得した資格は「唎酒師(ききざけし)」「焼酎唎酒師(しょうちゅうききざけし)」「酒類官能士」と多岐にわたります。 
 
お客様に幅広くお酒をご案内できるよう、今後はワインの資格も取りたいとのこと。仕事への想いを語る真剣な眼差しに、お酒への大きな愛と強い向上心を感じました。

 

 

20代の頃よりたくさんの酒蔵を巡り、作り手の想いを肌で知る 


野宮さんのお酒の知識を深めるための努力は、資格取得だけに留まりません。プライベートも含めると、これまでなんと30数蔵もの酒蔵に足を運んだそうです! 
 
「初めて訪れたのは福島県の会津若松にある酒蔵でした。20代の頃、仕事で取り扱っていたお酒のルーツがだんだんと気になり始め…気づけば愛知から福島まで1泊2日の弾丸旅行を計画していました」 
 
と、20代の頃の貴重なお話を聞かせてくれました。ちなみに旅行当日は、ご友人と地元の酒蔵をヘトヘトになるまで回ったとのこと。 
 
「最近では愛知県豊田市の「ほうらいせん吟醸工房」に行って、日本酒の仕込み体験をしました。酒造りの一つ一つの工程は、普通ではなかなか体験できないもの。蒸米をほぐす作業ははすごく暑かったんですが、それも含めて一つの体験として楽しかったですね」

 

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写真:「ほうらいせん吟醸工房」で日本酒の仕込み体験をする野宮さん


 また、その時には体験だけでなくお仕事としてオリジナル酒をオーダーする任務があったそうです。 
 
「私どもの店は〈D&M CAVE NAGOYA〉オリジナルのオーダー酒を作っています。こういう酵母を使って、お米はこれを使って、精米は何%で、香りはフルーティーで甘くて酸味があって…といったように詳細なオーダーをお願いし、作りました。残念ながら今年(2022年)の受注は終わってしまいましたが、来年も作ると思いますので、チェックしてみてくださいね」 
 
プロフェッショナルが一から考えるオリジナルの日本酒、ぜひ飲んでみたいですね! 
 
数々の酒蔵に足を運んできた野宮さんは、訪れる酒蔵をどうやって決めているんでしょうか。 
 
「たまたま行くこともあれば、ご縁があって行くこともありますね。販売会に来た蔵元さんにお誘いいただくとか。米を洗う作業ひとつとっても、蔵によって機械を導入しているところや、手作業で行っているところなど設備が全く異なります。どちらが良い悪いということではなく、設備の違いからも蔵元さんや杜氏さんたちの考え方やこだわりが見えてくるのでおもしろいですよ。 
 
また、酒蔵で知ったお酒造りのエピソードは、お客様に必ずしもお伝えするわけではありません。苦労話は、美味しいお酒を飲みたいというお客様には関係ないところでもあるからです。でも、知ってて言わないのと、知らずに言わないのとではどこかお話の“深さ”みたいなものが違ってくると思うんですよね。そのため、実際にお酒を作っている方とは機会があるごとにお話するようにしています。蔵元や杜氏、蔵人の酒造りの思いを伝えたい気持ちはたくさんあるので、それが私の身体からも会話からもにじみ出ていると思います。」 
 

「まあ結局、自分がお酒が好きだから足を運ぶんですけどね…」とちょっぴりお茶目に教えてくれた野宮さん。酒蔵は全国に1,400以上もあるそうで、「いつかすべてに足を運ぶのが夢です!」とこれからの抱負を語ってくれました。 

 

 

人と人とをつなぐ、お酒の力に魅せられて

 

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野宮さんいわく、お酒は“人と人とを繋ぐ接着剤”。「お酒を飲むことで、あまり話したことのない人とも交流が生まれたり、楽しい時間を過ごせるようになったり。ときに作り手と飲む人とがつながったりもするんです。お酒が“人と人とを繋ぐ接着剤”であるように、私も“蔵元とお客様とを繋ぐ接着剤”でいたいと思います」とお話ししてくれました。 

 

 

夏にぴったりの日本酒を、もっと美味しくするおつまみとの組み合わせ5選! 

 

「お酒は飲む時間ももちろん楽しいけれど、お酒とアテの組み合わせを考えている時間もたまらなく楽しいんですよ!」と語る野宮さん。公私ともにお酒を愛する彼女に、夏におすすめの日本酒と料理の組み合わせを伺いました。

 

 

■涼やかな味わいを楽しむ!〈関谷醸造〉一念不動 特別純米 夏生酒

 

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暑い夏でも飲みやすい14%という少し低めのアルコール度数の日本酒。爽やかですっきりした味わいが特徴です。こちらは愛知県の「夢山水」というお米を使っていて、酸味があるお酒なのでトマトのジュレと合わせてみました。暑い夏の夜に、涼やかな酸味のコンビネーションを味わってみてはいかがでしょうか。

 

日本酒:〈関谷醸造〉愛知県 一念不動 特別純米 夏生酒 720ml 税込1,518円 
おつまみ:〈若菜〉とまとのジュレ 1個 税込573円  

 

 

■ロックで飲む日本酒を!〈木下酒造〉玉川 純米吟醸 Ice Breaker

 

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ロックで飲む日本酒「Ice Breaker」。飲み進めるにつれて少しずつ氷が溶けていき、適度にアルコール度数が下がっていきます。そのため酔いざめがよく、あとに残りにくいお酒です。甘くて濃く、がつっとした風味なので味付けの濃い料理との相性が抜群。焼き鳥と合わせて飲むとついついお酒がすすみます! 

 

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日本酒:〈木下酒造〉京都府 玉川 純米吟醸 Ice Breaker 500ml 税込1,210円 
おつまみ:〈正起屋〉やきとり もも串・ねぎ串 税込194円、ささみ串 税込172円、つくね串 税込151円、黒胡椒焼 税込237円

 

 

■辛さを抑えた軽い口当たり〈八海醸造〉特別純米原酒 八海山

 

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こちらは辛さを抑えた軽快な味わいで、夏にぴったりの日本酒です。すっきりした味わいの食材や料理によく合うので、あゆの塩焼きと一緒にいただくのはいかがでしょうか?大切な家族や友人とおいしいお酒を嗜むと、いつもとは一味違った上質な時間を過ごせそうです。

 

日本酒:〈八海醸造〉新潟県 特別純米原酒 八海山 720ml 税込1,686円 
おつまみ:〈魚味撰〉あゆ塩焼(たで酢付) 1尾 税込648円 

 

 

■微発泡の日本酒はいかが?〈山﨑〉夢山水五割五分 奥 夏かすみ生酒

 

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薄にごりの微発泡性タイプの日本酒。炭酸ガスによるすっきりとした爽やかな味わいが魅力です。微発泡が料理の脂っこさを流してくれるため、豚しゃぶや焼肉、バーベキューにもおすすめですよ。

 

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日本酒:〈山﨑〉愛知県 夢山水五割五分 奥 夏かすみ生酒 720ml 税込1,595円 
おつまみ:〈日本のサラダいとはん〉豚しゃぶとなすのおろし醤油だれ 100g 税込496円

 

 

■夏にお燗で楽しむお酒〈浦野〉菊石 山田錦 純米


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夏にあえてお燗酒で楽しんでほしい純米酒。優しく身体に染み入るような山田錦のまろやかな旨味が特徴です。「夏にお燗?」と思われるかもしれませんが少しお酒を温めることによって口当たりもまろやかになり、じわじわとじっくり時間をかけて酔いが進むため、ほっこりと癒される味わいになります。こちらは甘辛い手羽先など、愛知県の食べ物にとっても合うお酒です! 

 

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日本酒:〈浦野〉愛知県 菊石 山田錦 純米酒 720ml 税込1,694円 
おつまみ:〈鶏三和〉手羽唐 1本 税込194円 

 

 


 
これまで、たくさんのお酒と出会ってきた野宮さんですが、今一番お気に入りのお酒は火入れをしたスタンダードなものだといいます。 
 
「無濾過生原酒のような、できたままのお酒にすっごくハマった時期もあったのですが、今は原点に戻ってきました。原点というのは火入れをしてアルコール度数を15〜16度に度数調整をした、通年で流通しているお酒です。そして一番好きなのは愛知のお酒ですね。私は名古屋出身なので、小さい頃から慣れ親しんだ食材を同じように食べて育った職人さんが作るお酒が口に合うのかもしれません」 
 
野宮さんは豊富な知識と体験の中から、季節やお客様のお好みに合わせてぴったりのお酒を教えてくれます。お酒好きな方も、これからお酒を楽しみたい方も、ぜひ和洋酒売場〈D&M CAVE NAGOYA〉に足を運んでみてくださいね。

 

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※掲載のお酒は季節限定品のため、完売の際はご容赦ください

ショップ情報

ショップ名

こだわりスタ

フロア
営業時間
松坂屋名古屋店の営業時間に準じます
カテゴリー
コスメ・ビューティー/スポーツ・旅行用品/リビング・キッチン・文具/食品

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